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2015年5月31日

開幕近づくユニバーシアード 男子合宿リポート

「学生のオリンピック」とも言われているユニバーシアード。今年7月に開催される第28回大会は韓国で行なわれ、ハンドボール競技が初めて採用されることになりました。
日本は男女ともに出場することが決まり、開幕へ向け準備を進めています。

 

男子の代表は、5月27日から6月1日まで東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を行なっています。

 

招集されたメンバーは、昨年の世界学生選手権に出場した選手が大半。そこにポストプレーヤーを多く加えた構成になっています。
11チーム中9位に終わった世界学生では、ポストの攻防が1つの課題でした。どうしてもフィジカルコンタクトが多く、体力の消耗が激しいポスト。そのため、大城章監督(早大男子部コーチ)は対策として、60分間戦い続けられるように世界学生からポストプレーヤーを増やました。

練習前に映像を取り入れ意図を視覚から伝える大城監督

練習前に映像を取り入れ意図を視覚から伝える大城監督

ライン際の攻防が1つのカギに

ライン際の攻防が1つのカギに

 

今回の合宿からチームとしての戦い方を落とし込むようになり、また選考を兼ねた前回の合宿から少し期間が空いたため、合宿序盤は控えめな場面がありましたが、日を重ねるごとに活気と声が出てきました。キャプテンの子安(湧永製薬)が持ち前の明るさを出してチームを盛り上げていました。

 

この日の練習でとくに意識していたのが、DFラインの高さ。国内の基準では、9mでコンタクトすれば守れる場面が多いですが、「2m、100kg」の相手を想定すると9mは打ち込まれるエリア。そのため、1m前に出て10mでコンタクトすることを意識していました。
この1mは、選手たちにとって大きな差。感覚の違いに苦労している選手もいました。大城監督は「これからの練習で口酸っぱく言って、大会開幕までに1mの差は埋めたい」と話しました。ただ、ラインを高くすることは世界学生でも試した形で、出場した選手たちは大型選手に対して守れるという印象を持っているようでした。もちろん、それだけではなく、ラインを低くした6:0DFの練習もしていました。

DFでは10mでコンタクトすることをめざす

DFでは10mでコンタクトすることをめざす

 

約2時間という短い時間の練習に選手たちはよく集中して取り組んでいました。大城監督も「雰囲気はよくなってきているので、もっと練習の質をあげていきたい」と好感触。初めてのビッグイベントを楽しみに待つようすが感じられました。

 

ユニバーシアードのハンドボール競技は、男女ともに14チームが参加。
1次リーグでは4チーム、もしくは3チームのグループに分かれます。
組み合わせは以下のとおりになりました。

 

【男子1次リーグ組み合わせ】
A組:韓国、セルビア、メキシコ、アメリカ
B組:ポルトガル、チェコ、日本
C組:ブラジル、ハンガリー、スイス、イスラエル
D組:ロシア、トルコ、リトアニア

 

【女子1次リーグ組み合わせ】
A組:韓国、日本、中国、ウクライナ
B組:ブラジル、チェコ、スロバキア、北朝鮮
C組:ロシア、ハンガリー、ウルグアイ
D海:ルーマニア、モンテネグロ、セルビア

 

ユニバーシアードは弊誌7月号にて大会展望と出場する選手16人を紹介します。


カテゴリー: 大学生, 実業団, 日本代表
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