2015年7月19日
リオデジャネイロ(リオ)・オリンピック出場をめざす日本女子代表が、栃木県足利市で必勝祈願と中高生を対象とした講習会を開きました。
「なぜ足利市?」
と思った方も多いでしょう。
日本女子代表は、2013年の世界女子選手権(セルビア)前に愛称を募集しました。そこで選ばれたのが、「おりひめジャパン」。プレーヤーの人数、7人を7月7日の七夕にかけ、この愛称に決まりました。
そして、足利市にあるのが「足利織姫神社」。同じく「おりひめ」の名を持ちます。足利織姫神社が世界選手権前に日本代表へ必勝祈願のお札を送ったことが交流の始まりでした。
おりひめジャパンは、今年10月に最大のターゲットであるリオ・オリンピックアジア予選を控えています。
その決戦を前に、おりひめジャパンが一度神社を訪れたいと熱望したことで、今回の訪問が決まりました。
チームは東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿中でしたが、合間をぬって足利へ。
17日に足利市長に表敬訪問し、18日の午前中に足利織姫神社へ行きました。
この日は台風11号で天候が心配されましたが、小雨が降る程度で、無事に行なわれました。
まずは選手、スタッフ全員で石段を登ります。その数、229段!
日本代表として日々厳しい練習をこなしているだけあって、みんな楽々と登りきりました。
地元の商工会議所の方々にあいさつをしたあと、おりひめジャパンから全員のサイン入りユニフォームが神社にプレゼントされました。
その後は、神社でリオ出場への必勝祈願と、境内で七夕飾りをしているので、全員で短冊をつけました。全員の思いは1つ、リオ五輪出場です。
最後は、選手たちが境内の清掃をしました。
みんなで掃除したので、あっと言う間に綺麗になりました。テキパキとした姿は、さすが代表選手という印象を受けました。
イベントはこれにて終了。
しばし、自由時間があり、選手たちはいっせいにお守りの販売所へ。
なにを隠そう、この足利織姫神社は、「恋人の聖地」としても有名なのです。
となると、選手たちが手にするのは、縁結びのお守り。1人、また1人とお守りを買っていました。
「やったね!」
思わず嬉しい声を発したのは、松村杏里選手。なんでも、おみくじを引いたら「赤い糸に結ばれた相手が現われる」と書いてあったそうです。果たして結果は…これからの活躍(?)にこうご期待!
滅多にないイベントに栗山雅倫監督は「いいね」とご満悦。選手たちも「神社の方々と交流できたので、オリンピック出場といういい報告がしたい」(横嶋かおる選手)、「日本代表として必勝祈願をするのは初めて。神頼みしたので、あとはやり切るだけ」(飛田季実子選手)と改めて気持ちを高めていました。
足利織姫神社奉賛会会長の石井金吾さんは「次は足利市で合宿をしてもらいたいね」と笑顔で答えてくれました。
お昼を挟んだあとは、地元の中高生を対象とした講習会へ。こちらのリポートは、後編に続きます。
7月 19th, 2015 at 12:19 PM
いつも楽しい記事、情報をありがとうございます。
あまり情報がない競技なのでホントうれしいです。
これからも更新をたのしみにしています。
7月 21st, 2015 at 2:43 PM
神田 雅裕 さん
いつもご愛読いただきましてありがとうございます。とても励みになります。
これからも楽しんでいただけるような記事を掲載できるように編集部一同心がけて参ります。
編集部