2015年7月22日
先日、栃木県足利市の足利織姫神社で必勝祈願を行なった日本女子代表が、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターに戻り、強化合宿を再開しました。
今回の合宿は7月14日から始まり、8月のヨーロッパ遠征を含めた2度目の長期合宿となります。
取材日はまず、ゲームアップで身体を温めると、サーキットトレーニングでフィジカルの強化を図りました。
ステップ台や、メディシンボール、ダンベルなどを使った10種目のトレーニングを2人1組でまわります。顔をしかめるほどの辛い練習でも、選手たちは自分の力を振り絞るように大きな声を出し、お互いに気持ちを高めながら1つひとつクリアしていきました。
同じ道具でも、セットごとで内容を少しずつ変えて、充実した3セットをやり遂げました。終わったあとは、汗でびっしょりになった選手たち。
自分を追い込んだ成果は、必ず身体に身についているはず。3ヵ月後に迫ったリオデジャネイロ・オリンピック予選で戦う、体格のいいアジアのライバルたちにも負けない強靭な身体づくりを意識した時間になりました。
そのあとは速攻の練習に。クロスをしたり、切り込んだりして、いつも専門にしているポジションとは違う動きが必要になることがありますが、そのような状況でも、それぞれの役割を果たして攻め込めるように全員で動きの確認をすることができました。
この夏は、6月のヒロシマ国際やSKオーフス(デンマーク)との国際強化試合で見えた課題と向き合うとともに、継続して身体づくりにも取り組んでいきます。
今回でオリンピック予選に臨むのは3回目となる東濱は、本番まで3ヵ月に迫ったこの時期について「これまで個人のスキルはしっかりと身に着けてきた。これからはチームのためにできることを考えて、1つにまとまっていく時期」と話しました。
スポーツイベント・ハンドボール8月号ではおりひめジャパンが出場したヒロシマ国際のようすをお伝えしていますので、そちらも合わせてご覧ください。