2016年5月28日

20才以下（1996年以降生まれ）による日本男子ジュニア代表が始動しました。第１回強化合宿を５月24日から東京・味の素ナショナルトレーニングセンター（NTC）で行ない、ターゲットにしている第15回アジア男子ジュニア選手権（７月22日～８月１日、ヨルダン）に向けてチームを作りあげています。

今回のジュニア代表を指揮するのは、佐藤壮一郎監督。１つ前の世代（94年以降生まれ）のジュニア代表でも監督を務め、アジア選手権、世界選手権を戦ってきました。

チームを率いるのは佐藤監督（右）。吉村晃コーチ（左）と再びコンビを組む

メンバーは前年の世界ユース選手権に出場した選手を中心に、この春の大学リーグ戦で好調の選手、昨年度のジュニアアカデミーの選手など21人が集まりました。
合宿ではおもに午前、午後の２部練習をし、ボールを使ったトレーニングとフィジカルトレーニングを交互に繰り返しています。

日本代表が取り入れている攻守のシステムをジュニア代表も取り入れるようで、吉村コーチの指導のもと、細かなところまで動きを確認していました。

ＤＦ練習で２枚目のけん制の動き方と１枚目も連動した動きを確認

また、この日はNTCで合宿をしていた日本代表選手が練習後に合流し、各ポジションに分かれてジュニア代表の選手たちが疑問点を質問するという珍しい光景がありました。日の丸を背負う先輩たちのアドバイスを聞くジュニア代表選手たちの表情は真剣そのもの。普段会わない代表選手たちからのアドバイスに刺激を受けたようすでした。

先輩からのアドバイスに興味津々（左から牧野、田里、中田）

サイド陣は渡部選手（手前）らの指導を受けた

佐藤監督は「東京オリンピックに出られる世代と思っているので、アジアチャンピオンになって、次につなげていきたい」と世界大会へ行くことと、そして大会での優勝を目標にしていました。
男子ジュニア代表は今月28日まで合宿をし、６月に再度国内合宿を行なって大会に備えます。
【合宿参加メンバー】
藤村勇希（中部大）、森隆太郎（東海大）、康本侃司、大谷由岐也、安平拓馬、川上勝太、中田凌河（日体大）、田里亮稀、袰屋竜流（国士大）、伊舎堂博武、小畠夕輝、羽諸大雅（早大）、小澤基（日大）、牧野イサム、園田涼太（筑波大）、清家卓也（福岡大）、北詰明未（中大）、三重樹弥（大同大）、豊田将稔（中京大）、山田信也、前原大輝（明大）

【チームスタッフ】
監督：佐藤壮一郎（日本ハンドボール協会）
コーチ：吉村晃（日本ハンドボール協会）
ＧＫコーチ：寺脇将（日本ハンドボール協会）
トレーナー：山木俊彦（日本ハンドボール協会）

【第15回アジア男子ジュニア選手権１次リーグ組み合わせ】
Ａ組：イラン、ウズベキスタン、ヨルダン
Ｂ組：日本、サウジアラビア、パレスチナ
Ｃ組：韓国、バーレーン、インド
Ｄ組：カタール、イラク、アラブ首長国連邦（UAE）、中国

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